glibcの野良ビルド方法
ちゃんとINSTALL読もうね案件
glibcは思考停止したまま./configure&&makeするとconfigureでコケる。
エラー内容としては
configure: error: you must configure in a separate build directory
といった出力がされるはず。これは書いてあるとおり、別個に用意したビルド用のディレクトリでconfigureしろという内容。
つまり、tarballを解凍したglibc-2.22というディレクトリ上で./configureするのではなく、新たにglibc-build等のディレクトリを用意し、glibc-buildから../glibc-2.22/configureをするといった具合。
今の例であれば
tar zxvf glibc-2.22.tar.gz mkdir glibc-build cd glibc-build ../glibc-2.22/configure
だろうか。
これによってconfigureが通るので、あとはビルド…と思うが、configureの最後で文句を言われる。
*** On GNU/Linux systems the GNU C Library should not be installed into *** /usr/local since this might make your system totally unusable. *** We strongly advise to use a different prefix. For details read the FAQ. *** If you really mean to do this, run configure again using the extra *** parameter `--disable-sanity-checks'.
configure時にprefixを指定しない場合デフォルトで--prefix=/usr/localが指定されるが、このディレクトリに野良ビルドしたライブラリをインストールするとシステムがぶっ壊れるからおすすめしないよ。といった内容。
無視する場合は--disable-sanity-checksオプションを付けてconfigureすると良い。そうでない人は--prefix=/home/hoge/usr/localなんかを指定すると良い。
configureが終わるとMakefileがglibc-build上にできるので、後はmakeするだけ。コンパイルエラーが無ければそのままビルドが通るはず。
ちなみに全てINSTALLに書いてあるのでちゃんと読もうね。